グダログ。

グダグダをログする。

父の日におもったこと

もういなくなって20年も経つのか。

早いなぁ。

 

父の日って、私なんかしたことあったかなぁ。

 

お父さんが生きてたら、きっと今、楽しかったんだろうなぁと夢想する。クラプトンやマッカートニーのコンサートに一緒にいったり、ジャズ聴きにブルーノート行ったり、ヨドバシ一日中こもったり、映画見たり、能を見たり落語見たり、スコッチ飲んだり、話題の新刊読んだり、今わたしがやりたいことややってみたいこと全部、お父さんに言ったら「俺も!」って言って、色々調べてくれて、お父さんと、お母さんと、3人であちこち遊びまわってたんだろうなぁ。

 

でも変な話で、お父さんが生きてたら、今のわたしはこれらのことにそんなに興味なかったかもしれない。

 

お父さんが死んでからの私の興味は、知らず知らずお父さんの面影をなぞっている。

 

もし生きていたら、お父さんもただのありふれた日常の一部でしかなく、こんなに思い焦がれることはないのだろうから、私の興味は全く他所に向いていたかもしれない。当たり前のことだけど、数々の出来事の影響を受けて、私という人格は決まっている。

 

今の私の大部分が、「お父さん」というより「お父さんの死」というライフイベントによる多大な影響を受けて形成されていて、私の嗜好は、お父さんのそれと同じになってしまったのだなと改めて思う。

 

村上春樹」を除いては。